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「昔ばなし絵巻」の原稿がやっとこさ上がりました
今回はトーンまで進めた段階で訂正が入るなどハプニングもあり、ページ数の割に時間がかかってしまいましたが、終わると大変だったこともぜーんぶ忘れてスッキリ気分爽快です
「昔ばなし絵巻」の原稿とは別に、投稿作のネーム提出もあったので10月はあっという間でした。
11月もいろいろと描くものがあって大変ですが、ここはなんとか乗り切りたいところです
今回は、つい先日電話で商業誌の担当さんとしたやりとりをご紹介したいと思います。
(担当さん=担、渡部=渡)
担「ネーム面白かったですよ~」
渡「そ、そうですか。ありがとうございます」
担「こういうの(ギャグ)向いてるんだね」
渡「はあ・・自分ではよくわかりませんが、シリアスは向いてないのがわかったし、王道も絵柄的に微妙なので方向性に悩んでて・・今回もダメな反応だったらどうしようかと思いました。」
正直自分でも描いててわけがわからなくなっていたので、後半部分は描いててちょっと苦痛だったこともお話しました。
担「でも、オチはいいし、声出して笑うところもありましたよ~」
なんていう嬉しいお言葉もいただけましたが、どこで笑ってもらえたのかは見当もつかず
尋ねてみたら、割と「ここ削ろうかなー」と思っていたところで笑ってもらえていたようでした(複雑)。
担「ただ、ギャグの場合このページ数は多いから、28Pから24Pに削ってください」
渡「削れる自信がありません」
普段なら「はい」と返事をするところですが、今回の作品に関しては自分で自分の描いたものがよくわかっていないので、どこを削ればよいのかまったくわからなかったのです。
そこで、一緒にどこを削るかお話することに。
渡「○ページのあの部分、邪魔なエピソードじゃないかと思うんですけど」
担「いや、ああいうくだらないところで悩む主人公がいいんですよ」
渡「そ、そうか」
担「○ページなんかはもっと縮めてもいいかもね」
渡「ほんとうだ」
担「あと、○ページのエピソードはもっと情けなく後に引けない感じのほうが後半が活きるよ」
渡「な、なるほどー」
正直、描いた私より担当さんのほうが作品をよく理解してくれていて、仰ることすべてが本当に的を射ていました。今回とくに慣れない作風のものを描いたので、本当に頼もしかったです。
担「そういえば、メンズエッグ本当に買ったの?」
渡「買いましたよ」
担「どうだった?」
渡「いやーあの雑誌本当に面白いです。後ろに載ってるコーナーも笑えるし」
担「あははは」
渡「でも買いに行くのが恥ずかしいので、定期購読することにしました」
担「え」
そうです、メンズエッグ定期購読始めました。もうこれから毎月うちに届きます。先月号も届きましたよ。相変わらずの面白さでした。
担「じゃあ、これからイケメンの勉強は大丈夫だね」
渡「はい」
本当に大丈夫なのかは正直わかりませんが、メンズエッグはバイブルとさせていただくつもりですその他のメンズノンノ系の雑誌はなぜかあまり恥ずかしげなく買えるので、必要に応じて書店購入で取り入れていくということで。
ところで現在の担当さんについてもらうことになったきっかけは、持ち込みでした今まで地方在住だったので、基本的に投稿でしたが、初めてついて頂いた担当さんが男性で(他誌)、意見を交換するうちに「女性の編集者のかたに見てもらいたい」という気持ちが強くなったので、確か持ち込みの時「女性の方をお願いします」と言ったような気がします。(変なこだわりかもしれませんが、少女漫画はやっぱり女性が読むものなので、一緒に作ったり相談するのも女性がいいと思いまして)
どんな編集さんに担当についてもらえるかは、運な部分もあるので、漫画家志望者にとっては運命の分かれ道といっても過言ではないくらいだそうですが、私は今回、本当にいい編集者さんが担当についてくださったと思って感謝しています他誌で初めて担当さんになってくれた方とは、今思えば相性が合わなかったかもなーという部分もありますが、あの時いろいろ苦労したからこそ今の担当さんにうまく相談できるし、有難さも実感できるのだと思います。人生、無駄なことなどないんですね(大げさかな)
ただ、中には「○○さん(編集者の名前)に見てもらいたい」とか「コメディが好きな編集さんに見てもらいたいのですが」という問い合わせをして持ち込みに行かれる方もいるようなので、すべて運を天に任せるよりは堅実なやり方かもしれません
投稿などで担当さんになってくれた方は、自分の作品を気に入ってくれた方がついてくれる事も多いようなので、厳しいことを言われても味方の意見として聴きいれる気持ちが大切ですね(わかっていても、昔はそれがなかなかできなかった・・)
・・いろいろ語りましたが、私が今すべきことは、トーンかすだらけの部屋の掃除です。
「部屋を片付け終わるまでが原稿ですよ。」
・・えいえいおー
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