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おはこんばんちは、ワタベですemoji

また映画の話題なのですが、以前観てとても衝撃的だった作品「鬼畜」(1978年)を、最近になってもういちど観たくなり、借りてきました。
原作は松本清張の小説なのですが、ベースとなっているのは実際にあった事件だそうです(詳細はよくわかりませんが)。

主人公の男は活版印刷の会社を営む緒形拳さんで、奥さん役が岩下志麻さん、愛人が小川真由美さんです。

<あらすじ>
妻に秘密で7年間愛人を囲っていた男でしたが、時代の流れや火事などにみまわれ仕事がうまくいかなくなり、愛人に渡す生活費もとどこおるようになります。愛人との間には3人の子供がおり、生活に困窮した愛人が、子供たちをひきつれて男のもとに乗り込んでくるところから物語は始まります。

男、妻、愛人の修羅場のあと、愛人は子供を置いて消えてしまいます。
残された子供たちは、まだ6歳・3歳・乳飲み子と幼く、はじめのうちは何とか面倒をみようとする男なのですが、仕事のほかに子供たちの世話、愛人もいっこうに見つからず、妻に厳しくせきたてられるのもあり、そのうち子供たちを1人ずつ"処分"していく…

というなんとも悲惨な話なのですが、もう最初から最後まで本当に目が離せません。
 
この映画ですごいなと思うのは、登場する大人たちは緒形拳さんを筆頭にみんな"鬼畜"と思える部分があるのですが、全ての人物にどことなく共感する部分があるところです。誰かがモンスターのように鬼畜というわけではなく、結果的にそのような行動をしているとしても、どこかで納得する部分を感じてしまうのです。

そして、子供たち。幼くても一人の人間なんだなと感じます。
人権的な意味で言えば当然ですが、普段大人が子供をみるとき"まだなにもわからない子供"という気持ちで見ている部分があると思います。でも、そんな子供でもやはり一人の人間なんだなと。
物語のはじめには、何もわかっていない、むしろ平均的な6歳児より幼く見えていた長男が、物語の最後にはもうすべてを理解している目をしているのが、とてもおそろしかったです。
 
子供そのものが"怖い”という意味ではなく、子供には何もわからないと思っていた大人たち(映画を観ていた自分も含めて)を恐ろしいと感じました。


物語終盤で、父が自分の子供時代の話を息子にするシーンがあるのですが、そのシーンがとても印象的でした。
いろいろ書くとネタバレになってしまいますが、恐ろしさや悲しさ、どうしようもない絆のようなものなど、いろいろな感情がこみあげるラストでした。

緒形拳さん、失礼ながら今までほとんど関心を抱かなかったのですが、この「鬼畜」と「復讐するは我にあり」という映画をたてつづけに2本観てからというもの、私の中でトラウマのような存在の役者さんになりましたemoji
また、ちょろっと警官役で出ている田中邦衛さんは、私のなかでさらに癒し系な存在の役者さんになりましたemoji


それから「鬼畜」は、ボタンをかけちがえたかのような、ちょっと狂った調子のリコーダーで吹いたみたいなテーマソングなのですが、こいつが耳にこぴりついて離れません(; ・`д・´)観たあとおもわず歌ってしまっている自分がいましたw

すごくショックな映画ですが、役者さんもみんな素晴らしい演技ですし、すごい名作なので、興味がわいたかたは是非観てみてくださいemoji
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プロフィール
名前:渡部まさみ
BELOVE(講談社)にて
「とりおんな」
不定期連載中!
●過去作●
マンガボックス(DeNA)
「くのいち女子高生音無さん」全3巻
誕生:5/6
夢:wikiペディアに載りたい

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