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先日の打ち合わせのとき、編集さんお二人にバレンタインのお返しをいただきましたemoji
なんだか照れまくってしまって、2日くらいまともに中身を見れなかった、心は中学生男子のワタベですemoji
  
今回は、久しぶりに映画DVDを購入したので、その感想を書こうと思います。
ネタバレも少々混じるので、まだ見ていないかたはお気をつけくださいemoji
 
購入した映画はこちら。オダギリジョー主演の「ゆれる」という作品ですemoji

特に目的の作品もなくゲオに立ち寄ったら、この作品が目にとまったので何気なく借りましたが、とても心に刺さる作品だったので買いましたemoji
 
東京でカメラマンとして働き、その世界できちんと成功している弟・猛(タケル)と、地元の田舎で、父と家業であるガソリンスタンドを営む兄・稔(みのる)。母親の法事をきっかけに数年ぶりに地元へ帰省した弟が、兄と、兄の想い人である智恵子と3人で渓谷へ遊びに行くことに。
しかし、渓谷のつり橋の上を渡っていた智恵子と兄の間で何かが起こり、智恵子は川へ落ち亡くなってしまう…

という感じで物語りは始まります。
(記憶で書いたので、もし間違っているところがあったらすみません)

まずぐっとくるのが、この兄と弟の設定ですemoji作中での兄のセリフで、こんなのがあります。
「どうして俺とおまえはこんなに違うの?」
同じ親のもとに生まれて、同じ環境で育ってきたはずなのに、どうして行き着く先の人生はこんなに違うのか。
兄弟なのに、まるで違ってしまう。
何気なく話していても、子供の頃とはやっぱりどこかちがう。他人ではないけど、どこか他人のような距離もあるような気がするというのが、伝わってきます。
色々エピソードを書きたいのですが、この作品をまだ見ていないかたに紹介するとしたら、兄弟間のこういう感覚を味わえる作品であることをまず伝えたいなと思います。

↓「ゆれる」予告


つぎに登場人物についてemoji

私は20代後半から上京して今に至りますが、それまでは本当に地元を出るつもりがありませんでした。出たくなかったわけではありませんが、親や親類を助けながら生きていくのが当然という考えもあったし、まず親や家がある場所から離れるということを想像できなかったのです。また自分が長女ということもあり、父と実家のガソリンスタンドを営む兄・稔の気持ちがよくわかりました。

次に智恵子ですが、彼女は母親とずっと2人暮らしだったのと、人生の失敗を恐れるあまり、都会への憧れを秘めつつも地元に留まっている女性です。でも、どこかで誰かにここを連れ出して欲しいという気持ちがあったのでしょう。消極的ですが、この人の気持ちもすごくよくわかります。もしかしたら一番私に近い考えの人かもしれません。

最後に主人公である弟・猛ですが、彼は東京で仕事も生活も確立してなじんでいます。まったく同じではありませんが、帰省している時もなお少し離れた場所から地元を見ている距離感、この感覚が今の私になんとなく似ているものがあり、彼の気持ちも何となくわかります。下の子のどこかさめた感覚もあるんだろうなと思います。
 
 
私には妹がいまして、彼女と私も大人になった今ではなんだか全然違うと感じることが多くあります。兄弟って、姉妹って、なんだろう、「なんで俺とお前は全然ちがうの?」…という感じで、なんだかいろいろ自分の人生とのタイミングが良かった作品でもあるのですemoji


ラストシーンは、本当に心に刺さります。
こんなに胸に刺さるラストシーンの映画は、今まで観たなかではあまりなかった…と思うくらいです。
 

いろいろ書きたいと思っていましたが、やっぱりまだ観ていないかたのために、細かく書くことは避けたいとおもいますemoji兄弟姉妹のいらっしゃるかたには特に観て欲しい映画ですemoji
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プロフィール
名前:渡部まさみ
誕生:5/6
連載歴:
●とりおんな(全2巻)
●くのいち女子高生音無さん(全3巻)

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